もう、40年ほど前になってしまうのか。
親の脛齧りで東京に行っていた。
東京とは言っても、武蔵野の方の郊外が住まいだった。
普通の住宅の2Fの一間ではあったけど、ガスレンジも流しもちゃんとあった。
お上りさんにとっては、見るもの全てと言っていいほど新鮮で、私自身の人生の中でも特に有意義な時だったと思う。
一人暮らしの寂しさと新鮮な刺激、田舎では出会えなかっただろう友人たち。
どれもが、貴重な体験だった。
この歌の主人公のように東京で何某かの成功を願うような立場ではなかった。
なにせ、卒業したら田舎に帰る約束がすでにあったから・・。
この曲を聴くと、あの頃がほのかに思い出される。
その頃の私にとっては、東京タワーは遠くにあるもので、あくまでもイメージ上のものではあったけど。
好きな曲です。ありがとう。
「おやすみ東京タワー」
https://youtu.be/5QVDu7DsxS8